-第21話- ちー太、「太古のいきもの館」で、太古のロマンに感激する

ちーパパ「新しい春がやってまいりました! フィールドミュージアムのウェブサイトをご覧の皆様、今後もわれわれちー太&ちーパパ、そして、フィールドミュージアムをよろしくお願いいたします!」

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ちー太「ねぇねぇパパ、もう何度目かの四月を迎えたたのに、ぼくはいつまでもしょうがくせ……」

 

ちーパパ「今日は皆様に耳よりのお知らせがあるのです!(大声)」

 

ちー太「パパ、今思いっきり話をそらしたね?」

 

ちーパパ「ちー太も、『丹波並木道中央公園』はよく知っているよね!」

 

ちー太「うん!いろんな恐竜や古代生物の化石が発掘された、篠山層群のある公園だよね。今までにも、あんなことや、こんなことなど、楽しい思い出がいっぱいあったよ!」

ちーパパ「そう、その楽しい丹波並木道中央公園に、恐竜好きの子どもたちにも、大人たちにも目が離せない、さらに楽しい施設が建設されたんだ!」

 

ちー太「ええっ! そうなの! これ以上楽しくなっちゃうなんて、僕、全く想像がつかないよ! その新しい施設って、いったいなんなの?」

 

ちーパパ「うん、その名も『太古の生きもの館』っていうんだ!」

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ちー太「太古の生きもの館……!生命のロマンがひしひしと感じられるネーミングだよ!」

 

ちーパパ「そうだねちー太。このあいだ、立派な竣工式も開かれて、いつも僕たちや子どもたちを楽しませてくれる、奥岸あきひこ先生が、この『太古の生きもの館』について色々と教えてくれたんだよ」

 

ちー太「へぇ~! いったい、どんなことを教えてくれたんだろう?」

 

ちーパパ「まず、『太古の生きもの館』に向かうまでの道にある地層についてなんだけど、」

 

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ちー太「すごいや!その雨滴痕っていうのは、もしかしたら僕たちのご先祖様たちが見てた雨の跡かもしれないよね! それに、これはなんだ?」

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ちーパパ「そうそう、太古の生きもの館に行くまでにある看板には、QRコードが載っているものがあるんだ。これを人間さんの持っている『スマートフォン』なるもので読み込むことで、この頃の地層のことをもっと知ることができるんだ。こちらもぜひ楽しんでほしいな」

 

ちー太「次は、展示室だね!」

ちーパパ「うん。『太古の生きもの館』では、世界的にも貴重でレアなほ乳類の化石が展示がされているんだ。それに……」

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ちーパパ「ほかにも、篠山層群で発見されたアーケオケラトプスやトロオドン類などの恐竜の骨格標本も展示され、パネルでわかりやすく解説がされているし、」

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ちーパパ「市民ボランティアの方々が岩石のクリーニング作業を行う『市民研究所』にも、特別に入らせてもらったよ」

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ちーパパ「それに、実際に化石発掘体験をしてもらえるような体験学習も行えるスペースがあるんだ!」

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ちー太「すごいすごい! 行くまでの道も楽しくて、展示もレアで、体験学習とかできるなんてワクワクがとまらないよ!……でも、お高いんでしょ?」

 

ちーパパ「よくぞ聞いてくれました。この露頭観察、レア展示、研究の様子、発掘体験スペースもつきまして、なんと、入館料が 無料! 無料なんです!!」

 

ちー太「やったぁ! これなら万年小学生のぼくにも楽しむことができるね!」

 

ちーパパ「結局その話に戻るんだね。とにかく、大人から子どもまで、興味深い活動がこれからもこの『太古の生きもの館』で行われる予定なので、ぜひぜひみんなで遊びに来てほしいな! よろしくおねがいします!」