– 第16話 –
フィールドミュージアムOPEN!
アピールツア―開催

【ち】お父さん、お父さん!今日は何の日だか知ってる?

 

【パ】もちろんだよ、ちー太!今日は待ちに待った、「ふぃーるどみゅーじあむ」のお披露目の日だね?

 

【ち】大正解!ぼく、昨日はそわそわして寝れなかったよ・・・。

 

【パ】それはいかんな、でも実はパパも何回も起きてしまったよ。似た者同士だなぁ。

 

【ち】うん!ぼくとパパはニタモノドウシだね!あ!見てみて、早速お披露目会が始まってるよ!!

 

01

 

【ち】お父さん、「あぴーるつあー」ってなに?

 

【パ】「こんな場所ができましたよ!」ということを、新聞社やテレビの人にアピールするツアーのことだよ。こうやってみんなに知ってもらうことで、私たちに興味をもつ子たちがたくさんやってくるんだよ!

 

【ち】わ〜それは嬉しいなあ!

 

【パ】今ちょうど、この間お話を聞きに行った田中教授が、化石や地層の話をしてくれているね。

 

02

 

【ち】田中キョージュの話は分かりやすいから、みんな熱心にきいているね!

 

【パ】パパも、私たちのふるさとであるこの地域に、とても重要な意味があるとあらためてわかって、ちょっと感動しているよ。

 

 

 

03

 

【パ】雨痕化石とは、柔らかい土に雨粒が落ちた跡が残っている化石で、とても貴重なんだ。今私たちがいる丹波並木道中央公園で発見されたんだよ。(と、先ほど田中教授が話していたぞ、聞いていてよかった…)

 

【ち】ぼくたちのご先祖さまだけじゃなくって、ほかにもいろんな化石が発見されてるんだね!

 

【パ】そうだねちー太!ほら、このトンネルをみてごらん。

 

04

 

 

【ち】みんな「ちしつ」の話をきいているね!

 

【パ】そうだね。このトンネル工事の残土からは、まだまだこれから、新しい化石が発見されるのではないか、といわれているよ。

 

【ち】そうなんだねパパ!これからどんな発見があるか楽しみになってきたよ!

 

【パ】ところでちー太、川代渓谷の岩にはところどころ穴が開いていることに気付いたかい?

 

【ち】えっ、穴?どこどこ?

 

【パ】ははは。じゃあちー太、吊り橋に貼ってある覗き穴を覗いてごらん。

 

05

 

【ち】わー!こののぞき穴から見たら、岩にぽっかり穴が開いているのがわかったよ!ところでパパ、この穴なに?

 

【パ】そ、それは…

 

【ち】何か、さっきのぞいた穴の下に、「謎を解き明かせ!」って不思議なマークが描かれているよ。

 

【パ】そ、それだよちー太!なんとここでは、新開発である「AX~拡張体験~」なるものが楽しめるんだ。このコードをスマホで読み取ることで、謎解きの続きがみられるんだよ。

 

【ち】そーか!まえに、「こーこーせー」の人たちがアイディアをだしていたアレだね!おもしろそう!パパ、ぼくも「すまほ」で謎解きのつづき、見たいよ~!

 

【パ】ごめんよちー太。パパは恐竜だから、スマホはもっていないんだ(しゅん…)。でも、人間の小学生なら、その子のパパやママにスマホをかしてもらって、謎解きの続きがたのしめるだろうね!(ぜひやってみてください、人間さんたち…!)

 

【ち】そうか…、ぼくにんげんがうらやましくなってきたよ…

 

【パ】(い、いかん、ちー太が落ち込んでしまった…!)あ、ほらごらんちー太!あっちで何か楽しそうなことをやっているよ!

 

【ち】えっ…?あっ、本当だ!

 

 

06

 

 

【ち】わー!とっても美味しそうなお弁当!

 

【パ】なんとこのお弁当は、この川代公園があるかみくげ地域のお母さんたちが愛情込めて作ってくれたんだ。メニューも、かみくげ地域の郷土料理なんだよ!

 

 

07

 

【ち】パパ、あぴーるつあー楽しかったね!ふぃーるどみゅーじあむが、これからいろんな人

間たちにしってもらえるとうれしいなー!

 

【パ】ははは、本当だね~!(ちー太の機嫌が直ってよかった…)