兵庫県立柏原高校の1年生(平成23年度)の皆さんに、自分の身の回りの方に、昔語りをお願いして、聞き書きをしていただきました。
そのなかから、いくつかをご紹介します。かつて丹波地域、あるいはその周辺でどのような暮らしが行われていたか、想像する手がかりにしていただければと思います。

昔の家庭のお菓子

第二次世界大戦中は、お砂糖やら塩が全然なかったからなぁ。くだもんも柿くらいやったし。なにで甘味をとっとたかっていうたら、サツマイモを蒸して潰してそれをあんこにして、小麦粉の薄いべた焼きを作って、ほんで...

祖父の子どもの頃

寺やさかい戦争前は年貢がごついことありよった。川のとこに蔵があって、そん中に米俵がダァーってありよった。田んぼもこの周りにゴーっとようさんありよった。 戦争中は肥料が無いさかい、牛の糞(を)肥料にし...

いろいろな経験をして

昔は贅沢やなかったから、靴とかはくじ引きで当たったらもらえてん。学校でな。お婆さんくじ引きで当たらへんからずっと藁の草履履いて学校行きよったで。一回くじで当たった子は退いてやに。せやけどそんな、30人...

昔の思い出

おばあちゃんは、柿を「ぼぐ」ゆうてんやで。柿を「もぐ」ことを、柿を「ぼぐ」ってゆうてんや。これは琵琶弁かなぁ。今こそ柿は買うけどなぁ、昔は柿をぼいでなぁ、皮をむいて、吊して干してなぁ、それを吊るし柿ゆ...

仕事と家庭

お婆ちゃんは25歳の時に清住という村へ、そして隣の家とは50m程離れて、また裏は山で夏になったらハメ(=まむし)が出てくるとこへお嫁に行ったんや。親戚の人に、ようこんな山奥に来とくれちゃったと言うても...

丹波の方言

昔のことばねぇ、そうやねぇ、包丁のことを「長たん」って言うたり、蛇のことを「くちなわ」っていったり、あー、でもこういうのは最近言わへんようになってきとるからなぁ。ほとんど、年寄りしか使わへんなぁ。マム...