ここから見えているだけでも、石の色や形はたくさんある。色や形が違うのは、なぜだろうか? 「石は石だから、みんな同じでしょ」と思っていては、立派な岩石探偵になれないぞ!
■でき方が違えば種類も違う
石にもたくさんの種類があって、色や形が違うのは、それぞれでき方が違うからだ。川代公園のつり橋から見える石には、大きくわけて、2種類ある。砂や泥などが溜まって出来る「堆積(たいせき)岩」と、溶岩やマグマが固まって出来る「火成岩」だ。よく見てみると、色も違うし、形も違う。見分けられるようになると、かっこいいね!
■岩を見分ける
まずは、この石を見てみよう!
全体が丸く、硬くてなかなか割れない。これは、「火成岩」の特徴だ。鉄もそうだけど、熱くしてから冷えると硬くなるのだろうね。
じゃあ、こちらの、角ばっていて、小さなヒビがたくさん入っているのは何だろう?
触ってみると、ヒビに沿って簡単に割れる。これは、積もった砂や泥による堆積岩だ。堆積岩には、小石が集まって出来た「礫(れき)岩」と、砂が溜まって出来た「砂岩」、泥が溜まって出来た「泥岩」がある。見た目が、もとの小石や砂や泥を想像させるような表面だから、よく観察してみよう。