岩石探偵レッスンの最後は、きみ自身、つまり人間の探究だ。篠山城の石垣では、篠山層群と呼ばれる堆積岩でできた石の丘を、そのまま使っているのを観察できる。どうやら、人間は昔から石を上手に使ってきたらしい。きみに、その関わりを探ってほしい。
■人類と石の歴史
石には、いろいろな種類があり、割れやすいもの硬いものなどの特徴がある。昔から、人間はこの石の特徴を利用してきた。金属が開発されていなかった時代には、石器として使っていた。現代でも、ビルを建てるとき、土の下にある岩盤まで基礎を打ち込んで、建物を安定させる。
■石を暮らしに活かす
ここから少し下流に行くと、「太田井堰」というのがある。火成岩で出来たとても堅い石を、川をせき止める小さなダム(堰)として、利用していたものなんだ。そうして、田んぼに水を引いていたんだね。岩をただ削るんじゃなく、自分たちの暮らしに活かす。今もたいせつにしたい知恵だね。
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