– 第5話 –
探検団について行け!「丹波竜」の寝床!?
〜後編〜

 

【ち】こんにちは!ちー太です!僕とお父さんは今、「ふぃーるどみゅーじあむ」のヒントを探しています。そこでたまたま出会った冒険家さんみたいな人たちについてって、そのヒントを探しているところです。

 

【パ】ちー太、またまた上手に説明できたね(前回とまったく同じだ!)。そうなのです。私たちはこの冒険家の人たちについて先ほど「龍魂寺」で驚くべき伝説を聞いたのです!そして今回辿り着いたのは・・・・おや?ここは!

 

 

【ち】お父さん、ここご先祖さんが見つかったところだよ!毎年ぼくたちが、オボンにくるところ!

 

【パ】ちー太、そうだね!ここは私たちのご先祖さんのお墓だから、お盆にお掃除にくるところだね。それにしてもまったくみんな勝手に入って・・・・ちょっと一言言わねばならんな。

 

【ち】あ!お父さん見て!またあのおじさんだよ!どうやら丹波竜さんのことを話しているみたい!

 

 

【おじさん】ここがあの丹波竜「タンバティタニス・アミキティアエ」が見つかったところです!実は、私と友人がここで久しぶりに川遊びをしていた時に、偶然みつかったのです。

【ち】え!あのおじちゃんがご先祖さんを見つけてくれた人なの!?

【パ】なんとそうだったのか!!あの方に話しを聞いてみたいな!

【ち】あ!名札が見えた!「ムラカミさん」って書いてあるよ!

 

 

 

【パ】後でいろいろとお話を聞きにいってみようかちー太!ここでは水の流れが大きくてあまり聞こえないしな・・・・。

 

【ち】うん!!すごいヒントが見つかりそうだ・・・!!!あ、みんなまた移動するみたいだ。よく動くな〜

 

 

 

 

【パ】それにしても、冒険団のみんなは本当に勉強熱心だ。私たちのご先祖さんのことにも興味を持ってくくれて、嬉しいな〜ちー太!

 

【ち】うん!それに、ぼくたちの村って実はすごいところなのかもしれないって思ってきたよ!あ、今度は・・・・・いつもの公園だ!

 

 

 

【パ】おや、今度は川代公園か。ここはちー太が大好きな遊び場だな。

 

【ち】うん!あのなが〜い吊り橋を渡る時、少し揺れるのが恐いけどとってもスリルがあって楽しいの!ここには何があるんだろう??あ、今度はあのお兄さんだ!

 

 

【お兄さん】この公園は、篠山層群という1億1千万年前の白亜紀の地層と超丹波帯という2億6千万年前の地層の境界に位置しています。川代公園の遊歩道をずっと歩いて地層を見てみましょう!

 

【ち】あ、歩きはじめた!ここも昔は海の中だったのかな・・・・?

 

【お兄さん】川沿いをずっと歩いて行くと渓谷が見えます。これは「川代渓谷」といって、加古川の上流にある篠山川が篠山盆地に向かって切り込むようにできてります。

 

 

【お兄さん】この渓谷の形は他の地域と少し変わっていて、今から2万年前に下流の水が上昇したり氷期に土砂が多くなったりして川床が高くなり、水は西部の加古川支流にあふれでて現在のような川代渓谷をつくったと言われています。

 

【パ】大地がそんなに動いたのか・・・!

 

【ち】地震とかたくさんあったんだろうな・・・・><

 

【お兄さん】ずっと見ていくと、大小さまざまな岩脈があることがわかります。この岩脈と河川の浸食作用で面白い形の奇岩や奇景を見つけられますよ!

 

 

【パ】それにしてもこの渓谷は長いな・・・・

 

【ち】さっきお兄さんが、4キロメートルあるって言ってたよ!

 

【パ】なんとそれは長い!そろそろ一休みしたいところだ。。お、ようやく休憩かな?

 

【ち】は〜たくさん歩いたなあ!ぼくお腹ぺこぺこ!

 

 

【パ】そうだな、そろそろ私たちは帰ろうか!ママがお昼ご飯をつくってくれているだろうし。

 

【ち】うん!明日はあのムラカミさんというおじさんのところに言ってみようよお父さん!

 

【パ】うむ、そうしよう!なんだか楽しくなってきたな!

 

【ち】わ〜明日が楽しみだ!!ふぃーるどみゅーじあむ、見つけるぞー!!