みなさんこんにちは、ちーパパです。今日はお友達の家に遊びに行ったちー太の変わりに、ちーパパが「兵庫丹波の森協会」の主任研究員である門上保雄さんをお訪ねしますぞ。
え?なぜ門上さんを訪ねるかって?
それは、もちろん門上さんこそが、この「フィールドミュージアム」というアイデアをひらめいた人だからです!どうやらここだけの話し、息子のちー太は、「ふぃーるどみゅーじあむ」のことがまだよく分かっておらんのです。そこで昨日、私がかっこよく説明してやろう!と意気込んだのですが・・・・・実は私もまだ分かっていなかったようです。いやはやお恥ずかしい。
気を取り直して本日、ちー太にかっこよく説明するべく、門上さんに「フィールドミュージアムの由来」を聞いてみようと思います!
【ちーパパ(以下略「ち」)】「こんにちは!」
【門上さん(以下略「門」)】「こんにちは、ちーパパさんよく来てくれました。」
【ち】「とても大きい建物ですね!この建物の中に、門上さんがいる『丹波の森協会』があるのですね?」
【門】「そうですよ。私はこちらで主任研究員をさせてもらっています。」
【ち】「研究員?門上さんは研究員さんなのですか?」
【門】「はい。丹波の森協会の中にある『丹波の森研究所』の主任研究員です。この研究所は、この場所に常駐の私以外に、丹波地域に暮らす市民研究員10名ほどでできているんですよ。普段は自分のお仕事をしつつ、丹波のまちづくりを一緒に考えていこう!と集まったメンバーたちです。
【ち】「そうですか!研究員さんたちが市民の方というのに驚きましたね!その研究員さんたちと、今一緒につくっているのが『フィールドミュージアム』ですね?」
【門】「その通りです!」
【ち】「実は恥ずかしながら・・・私は『フィールドミュージアム』というものが、よくわかっていないのです。門上さんは、なぜ『フィールドミュージアム』をつくろうと思ったのですか?
【門】「私が丹波の森研究所に来たのは2013年。その頃、「恐竜を活かしたまちづくりをしよう!」といろんな取り組みがされていましたが、恐竜に関連したグッズ製作などだけでなく、もっとその場所に暮らしている人たちの「暮らし方」に合わせたまちづくりや、「体験」が出来る場所をつくってみてはどうだろう?と思い、この場所(フィールド)自体をミュージアムにしようと名付けたのが『フィールドミュージアム』です。」
【ち】「フィールド全体をミュージアムに!?」
【門】「そうです!ちーパパさんのご先祖さんの時代が今の時代と全く違ったように、今を暮らす人たちの生活もその時代に合わせて変わっていきますよね。そんな変化も楽しめるまちを、その場に暮らす人たちと一緒になってつくっていきたいという思いが、『フィールドミュージアム』には込められています。
【ち】「なるほど!だから『ミュージアム』ではなくて、『フィールドミュージアム』なのですね!」
【門】「その通り!なので、『「大地と暮し」の野外博物館』というのがサブタイトルなんですよ!」
【ち】「なるほど!そうだったのか!!
【門】「フィールドミュージアムは、現在ワーキンググループという丹波地域に暮らす研究員や市民の方たちと一緒になって、つくりあげていこうとしています。」
【ち】「アイデアが生まれてから早3年!動き始めるまでに、たくさんの準備が必要だったのでしょうね。そんなフィールドミュージアム、門上さんはどんな人たちに来て欲しいですか?」
【門】「私は今神戸に住んでいますが、丹波地域は車で1時間半ほどで来れます。そんな場所で、本格的な化石発掘が体験できるというのは、とても凄いことだと思っています。発掘調査は、どうしても一部の人しか関われないと思われがちですが、今までにこの地域で見つかった世界的な化石の発見の多くは市民の方たちの手でされています。そうやって、少しでも発掘や化石に興味のある子どもや大人のみなさんに、ぜひ来てもらいたいなと思っています。
【ち】「私も、これから私たちやご先祖さんに興味を持ってくれる人がたくさん集まってくれたら嬉しいです。これからが、とても楽しみですね!門上さん、ありがとうございました!」(これでちー太にかっこよく教えられるぞ・・・・!)
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丹波の森公苑
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