– 第2話 –
ちー太、早速ピンチ!?新たな助っ人現る!

【ち】こんにちは!ちー太です!ぼくは兵庫県丹波市と篠山市の真ん中にある村、「元気村かみくげ」に住んでいる6年です。今、村でうわさになっている「ふぃーるどみゅーじあむ」を探してるのですが・・・・・どこに行ったらいいの!?助けてー!

 

 

 

【?】おや?ちー太じゃないか!こんなところで何してるんだ?

 

 

【ち】あ!お父さん!よかった!でも・・お父さんがなぜここにいるの?

 

【ちーパパ】(以下略【パ】)ここはね、ちー太にはまだ言っていなかったが、私たちのご先祖さんたちが発見された場所なんだよ。パパはここに来るととても気持ちが落ち着くのだよ。だがちー太こそ、なぜこんなところにいるんだい?

 

【ち】今、村で「ふぃーるどみゅーじあむ」というのが話題になっているのだけど、みんなよく分からないみたいなんだ。だから、ぼくが皆の代わりにその「ふぃーるどみゅーじあむ」の謎を解決しようと思ってるんだけど・・・どこに手がかりがあるか分からなくて。。

 

【パ】そうかい、みんなの為に調べているのか!ちー太は偉いなあ〜。「フィールドミュージアム」と言えば、実はパパもこの間聞いたぞ!ご先祖さんのことも関係してくるそうなので、少しだけ詳しく調べてみたぞ。

 

【ち】そうなの!?お父さんすごい!!

 

【パ】ははははっ(ちー太にそういってもらえると嬉しいな〜)

 

【ち】それで、「ふぃーるどみゅーじあむ」ってどこにあるの?こわいところ?楽しいところ?

 

【パ】「フィールドミュージアム」は、とっても大きなミュージアムだよ。でも「フィールドミュージアム」という建物があるわけじゃないんだ。私たち家族が住んでいる「元気村かみくげ」も含めた、この「篠山層群エリア」全体が「フィールドミュージアム」の舞台のようなものなんだ!

 

【ち】えー!ぼくたちの村も、「ふぃーるどみゅーじあむ」になるの!?まだ分からないことばっかだけど、なんかすごそう!ところでお父さん、「ささやまそうぐん」ってなに?

 

【パ】「篠山層群エリア」のことだね?まず篠山層群は、丹波竜さんなどの化石が見つかった、白亜紀前期の地層のことを言うんだよ。

 

 

【ち】丹波竜って、あの「タンバティタニス」さん!?ぼくたちのご先祖さまって「ささやまそうぐん」で見つかったんだ!白亜紀前期って何年前のお話?

 

【パ】そうだね、だいたい1億4000万年前と言われているよ。とても大昔の話しだね。今の私たちが見ている風景とはだいぶ違うのだろうね。

 

【ち】ご先祖さんは、ぼくなんかよりもっと大きかったんだよね?きっと1億4000万年後にまた見つかるなんて、ご先祖さん思っていなかっただろうなぁ!

 

【パ】ほんとうだね。村で一緒に暮らしているおじいさん、おばあさんのような「人間」さんもまだいなかった時代に暮らしていたのだから、きっと今の時代に見つかってご先祖さんはとっても驚いたろうね。実はちー太。この場所は私たちのご先祖さんたちが生きていた記憶と人間が「共存」する、世界的にみてもとても珍しい場所なんだよ。ほら、この地図を見てごらん!

 

 

【ち】これはなに??あ!ぼくたちの村がある!

 

【パ】そうだよ!私たちのむら「元気村」もはいっているこの赤い部分が「篠山層群エリア」だよ。

 

【ち】こんなに広いんだ・・・!!ここが賑やかになったら、ご先祖様も喜ぶかな・・・?

 

【パ】そうだね、喜んでくれたら私たちも嬉しいね!

 

【ち】うん!お父さん、これからここにどんな「ふぃーるどみゅーじあむ」ができるんだろう?

 

【パ】そうだね、ちー太も興味があるかい?実はパパもなんだ。二人で協力して、これからフィールドミュージアムに関わる人たちを訪ねていこうか!

 

【ち】うん!!楽しそう!!ちー太、「ふぃーるどみゅーじあむ」レポーターとしてとして張り切っちゃうぞー!!!(お父さんがいれば百人力だ・・・!!)