【ち】ねえパパ~!せっかくの夏休みだったのに、僕どこにも行けなかったよ~!
【パ】(ぎ…ぎくっ!)ち、ちー太、楽しむためには何も、と、遠くに行かなくったっていいんだ。だって私たちのいるフィールドミュージアムでだって、楽しめることはいっぱいあるんだからっ!!
【ち】ふーん、例えばどんな?
【パ】(ずいぶんスネてるな……)今、たくさんの人にもっとフィールドミュージアムを楽しんでもらうにはどうしたらいいかって考えている人間たちがいるということは知っているよね?
【ち】こーこーせーや、だいがくせーのお兄さん、お姉さんと遊んだり、お話したりしたよね。
【パ】今回は大人の人間たちが、「実際に川に入って遊ぶことはできるかな?」と体験してみることになったんだよ!
【ち】え~!僕も川に入ってみたいよ~!
【パ】そ、そうか。今回はプロのインストラクターの人がいるからちー太がいても安心だな!ちょっと頼んでみるよ!
【ち】わ~い!
【パ】インストラクターのお姉さんも言っているけど、流れが速いところがあるから気を付けるんだぞ、ちー太!
【ち】本当だ!結構流れが速いところがあるね!でも、少し「かりゅー」だと、流れがゆっくりしてるって!
【パ】ちゃんとインストラクターの人に安全を確認してもらってから、飛び込むようにしよう。ちー太には少し早いかもしれんな!
【ち】わかった。ぼくはこの辺りを何度も流されてみよーっと!
【パ】そうだね。しかもこの辺りは、流されながら篠山層群の地層も観察することができるね!楽しく、勉強にもなるなんてすばらしいな!
【パ】ちー太、楽しく遊べたみたいだな。うん?聞き書きの片平さんが何かをしているぞ?
【パ】地層をさわって帰るのも乙なもんですな!
これから、体験した大人たちで、今日の体験を踏まえて、
フィールドミュージアムに来てくれた人が、
楽しく川で遊べるにはどうしていったらいいか、話し合うみたいだよ。
【ち】そうなんだ!来てくれたみんなも楽しく川遊びができるようになったらいいなー!