丹波竜の化石の下からは、大量のカエルの化石が発見されたという。なかにはほとんど全身がそのまま見つかったものもある。
■大量の化石たち
兵庫県立人と自然の博物館による調査・研究は、現在も続いており、これまでに28000点を超える化石を発掘しているという。
調査研究の一環として行われている発掘調査体験では、毎回のように何らかの動物の骨と思われる化石が見つかっている。
■1億1千万年前の生態系
丹波竜が死んだ時と同じような時期に多くの生き物が死んだということなのだろうか。カエルのほかにも、トカゲの骨や様々な恐竜の歯の化石、微生物の化石などがある。まるで、当時の生態系がそのまま化石になったようだ。これほど多くの証拠が見つかる現場は、世界的にも珍しいという。